コジマ、通期の売上高は前期比107.5% テレワークや巣ごもり需要でパソコン等が好調に推移

2020年10月21日 20:40

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記事提供元:ログミーファイナンス

コジマ、通期の売上高は前期比107.5% テレワークや巣ごもり需要でパソコン等が好調に推移

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〈コジマ〉決算概要

中澤裕二氏:みなさまおはようございます。9月1日付でコジマの社長に就任しました中澤裕二です。どうぞよろしくお願いします。また、新型コロナウイルスに罹患された方々やそのご家族、関係者のみなさまに謹んでお見舞い申し上げます。

それでは、3ページのスライドをご覧ください。コジマの決算概要についてご説明します。2020年8月期の売上高、営業利益、経常利益は前年実績および公表予想を上回りました。売上高は新型コロナウイルス感染症の拡大により、テレワークや巣ごもり需要が急速に増加し、パソコンや周辺機器、テレビ、ゲーム機、調理器具が好調に推移したことから、前期比107.5パーセント、公表予想比105.2パーセントとなりました。

利益面では、売上高の増加にともなう売上総利益の増加に加えて、プライベートブランド商品の拡売により売上総利益率が改善するとともに、固定費の削減や変動費のコントロールにも努めたことから、営業利益は前期比112.4パーセント、公表予想比277.7パーセント、経常利益は前期比103パーセント、公表予想比273.4パーセントとなりました。

当期純利益は、2019年8月期の実績において繰延税金資産の回収可能性の判断により、法人税等調整額がマイナス16億6,800万円であったことから、その反動により前期比91.7パーセントとなりましたが、公表予想比では336.4パーセントと大きく上回る結果となりました。

なお、2020年8月期の実績には、ビックカメラグループ企業への役務提供等に係る費用負担約19億6,000万円が販管費に計上されています。

〈コジマ〉売上高・営業利益

次に売上高と営業利益についてご説明します。まず前期の売上高を振り返ると、上期においては2019年9月に消費増税前の駆け込み需要が発生し、それ以降は反動減がありました。しかし、非家電商品の取り扱いや幅広い品揃え、ライブ販売イベントなどの体験体感イベントの充実、売上の拡充や専門性の向上など、当社がこれまで取り組んできた「お客さまがご来店するきっかけ作り」の成果もあり、想定よりも反動減が抑えられ、上期の前期比は103パーセントとなりました。

下期においては、新型コロナウイルスの影響により、緊急事態宣言下の4月から5月にかけて14店頭の休業やほぼ全店での営業短縮を実施したものの、テレワークや巣ごもり需要によって、パソコンやテレビ、ゲーム機、調理家電が好調でした。加えて、5月以降は家で過ごす時間が長くなったことで、暮らしの快適さを求める需要が高まったことや、特別定額給付金の後押しもあり、エアコンや冷蔵庫、洗濯機などが好調に推移し、下期は上期以上に伸長し、前期比111.1パーセントとなりました。

この結果は、これまでの取り組みに加えて、お客さまに変わりゆくニーズに対応することができたことで、お客さまから選ばれ、市場で好調であった商品についても他社より伸ばすことができたためであると考えています。

また、新成長領域と位置付けているインターネット通販については、前期比135.8パーセント、法人販売も前期比147.5パーセントと大きく進捗しました。営業利益については、売上高が大きく進捗したことや、売上総利益率の向上に加えて、販売費においても一部店舗の休業などにともなう一時的な固定費の削減、全店舗におけるチラシ、店頭イベントの自粛による変動費の減少などもあり、前期に対してはプラス7億円となりました。不透明な市場環境のため、期初予想より下げていた公表予想26億円に対しては、プラス46億円の72億円となりました。

〈コジマ〉今期(2021年8月期)の取組み

今期の取り組みについてご説明します。前期に引き続きウィズコロナ時代の需要に対応していくとともに、常に変化するお客さまのニーズに合った商品、サービス、ご提案に努めていきます。店舗においては、新型コロナウイルス以降、店頭実演や体感イベントの実施が困難な状況下でも、社員が自ら商品のよさをお客さまに説明するための動画コンテンツを作成して店頭で配信するなど、商品訴求力の向上に努めていきます。

また、ビックカメラグループの専門性や幅広い取り扱い商品の強みを生かして、生活様式の変化にともなって需要が増加しているトイズや自転車、お酒などの非家電商品の拡充にも取り組んでいきます。

地域密着のサービス強化については、商品の買取や購入後のサポートを充実させたサービスサポートカウンターと、社員が直接お客さま宅を訪問して困りごとを解決する「コジマくらし応援便」の連携を強化し、相乗効果の創出に取り組み、65歳以上のお客さまを対象とするポイントカード「アクティブ65倶楽部」の付加価値向上につなげていきます。

インターネット通販については、ECシステムのリニューアルを今後予定しており、自社サイトであるコジマネットにおいて、店舗との販売施策の連携や付加価値の高い商品を選んでいただけるサイト作りなどを進めることで、さらなる売上の拡大と収益性の向上に取り組んでいきます。

店舗展開については、年内に埼玉県ふじみ野市にある「コジマ×ビックカメラ上福岡店」を閉店し、同時期に開業予定のショッピングモール「イオンタウンふじみ野」内に「コジマ×ビックカメラ イオンタウンふじみ野店」を新たにオープンします。今後もさらに立地や商圏の将来性を見据えた店舗網の構築を進めていきます。

〈コジマ〉2021年8月期 業績予想

以上のことから、2021年8月期の業績予想は、売上高は前期比100パーセントの2,883億円を目指していきます。なお、売上高2,883億円をコロナ禍による特殊要因のなかった2019年8月期の売上と比較した場合、その伸長率は107.5パーセントとなります。売上総利益率はプライベートブランド商品の販売強化と商品ミックスの改善などにより、通期27.7パーセントを目指していきます。

販管費についてですが、2020年8月期はコロナ禍にともなう政府の緊急事態宣言を受けて、4月から5月にかけて、ショッピングセンター内にある14店舗を臨時休業するとともに、ほぼ全店舗で営業時間を短縮しました。それにより、水道光熱費の減少や地代家賃の一部が免除されるなど、一時的に固定費が減少しました。加えて、通常であれば毎月実施しているチラシなどの広告宣伝や店頭イベントも中止したことから、販売促進費も減少しました。その結果、期せずして売上高が増加するものの、販管費は極端に減少するといった特殊な市場環境となりました。

しかし、2021年8月期においては、引き続き固定費の削減と変動費のコントロールに努めるものの、市場環境は徐々に通常に戻ることを想定し、これまで自粛していた広告宣伝や店頭イベントなどの販促活動も、ソーシャルディスタンスを確保しながら再開する計画としているため、現時点では前年より販管費は上昇する見通しとしています。

また、株式会社ビックカメラへの役務提供等に係る費用負担として、約20億円を販管費に織り込んだことから、2021年8月期の営業利益は前期比69.2パーセントの50億円、経常利益は前期比66.4パーセントの49億円、当期純利益は前期比57.8パーセントの35億円を見込んでいます。

当社では引き続きお客さまのニーズの変化に素早く対応し、地域に愛される店舗づくりを進めるとともに新たな商品やサービスのご提案にも努めていきます。これで私の説明を終わります。ご清聴ありがとうございました。

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