日産・新型フェアレディZ登場 (1) 初代S30はスカイラインGTなどの量産車部品で出来たGT

2020年9月16日 19:02

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新型フェアレディZプロトタイプ(画像: 日産自動車の発表資料より)

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 1969年、それまで「フェアレディ」と呼ばれていた2シーターオープンスポーツカーに替わって、クローズドボディの初代「フェアレディZ(S30)」が登場する。梯子型フレームボディからモノコックボディとなって、スタイルも一新された。欧州文化の影響の濃い「フェアレディ」から、アメリカ文化に影響された「フェアレディZ」が生まれ、どちらでもない日本文化のクルマが出始めるきっかけのクルマと言うこともできる。

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 「フェアレディ」のエンジンは、セドリックなどのH20型から改良されたU20型直4 SOHCで、排気量は1982cc。圧縮比9.5ソレックス・ツインチョークキャブレター2連装で、最高出力145ps/6000rpm、最大トルク18kgm/4800rpmを発生。0-400m加速は15.4秒(当時のカローラでは20秒を切れなかった)で、最高速は205km/hと、当時としては欧州のライトウエイトスポーツの方向性で破格の加速力を示していた。

 現代で言えば、「ホンダS2000」や「マツダ・ロードスター」の方向性だった。しかしサスペンションは、前輪ダブルウイッシュボーン・コイル独立懸架、後輪は半楕円リーフ(トラックと同じ板バネ)・リジッドアクスルと、少々物足りなさがあった。

 「フェアレディZ」になると、やはりセドリックと同じL20直列6気筒SOHC、最高出力130ps/6000rpm、最大トルク:17.5kgm/4400rpmで、U20型と比較して寂しい動力性能で登場した。しかし象徴的なZ432は、スカイライン2000GT-Rと同じ、S20型 最高出力160ps/7000rpm、最大トルク18.0kg-m/5600rpmを積んで後にデビューする。

 さらに、輸出用「フェアレディ240Z」が排気量を少しだけアップして発売された。このクルマは、「速いクルマにしたければ、でかいエンジンを積めばよい」とするアメリカ人気質に応じたものだった。プリンス・スカイライン2000GT-A・Bに通じる方向性で、欧州と言うよりもアメリカ人気質に傾倒していくクルマだった。

 たしか、L24は最高出力150PS/5,600rpm、最大トルク21.0kg-m/4,800rpm程度になっていた。トルクはS20よりも強く、低回転で発揮していたため乗りやすいものだった。現在の世界の潮流でもある低速トルクが太く、誰にでも扱いやすい特性のためアメリカ人気質に合ったのだろうか。240Zは、北米でポルシェの1/3ほどの価格で発売されたことも手伝って、プレミアムが付くほど人気を博した。(記事:kenzoogata・記事一覧を見る

続きは: 日産・新型フェアレディZ登場 (2) 「ポルシェシンクロのミッション」とアメリカンGT

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