横浜名物の駅弁「シウマイ弁当」崎陽軒が台湾進出、8月7日に台北駅で1号店

2020年7月28日 08:52

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 横浜名物の駅弁「シウマイ弁当」を販売する崎陽軒は、台湾・台北駅に海外1号店となる台北駅店を8月7日にオープンする。中華料理のシューマイを日本人好みの味にアレンジしたシウマイで本場に挑むわけで、日本ならではの駅弁の台湾定着を目指す。

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 店舗は台北市中正区の台北駅1階改札の外に設置し、「台湾版シウマイ弁当」(約630円)、「昔ながらのシウマイ20個入り」(約1,300円)、「焼焼売(やきシウマイ)4個入り」(約300円)、「わらび餅」(約560円)などを販売する。製造販売には、5月に設置した現地法人の「台湾崎陽軒」が当たる。「昔ながらのシウマイ20個入り」には、崎陽軒のマスコット型しょうゆ入れ「ひょうちゃん」の台湾版がつく。

 台湾は戦前の日本統治時代に駅弁が持ち込まれ、定着したが、温かい料理を好む台湾の食文化から、どんぶりタイプのものが多く、ファーストフーズ感覚で列車に乗る前に駅構内で食べている。台湾人にとってシウマイを冷めた状態やごはんといっしょに食べるのもなじみがないため、崎陽軒はごはんやシウマイを温かい状態で詰め、台湾人の好みに合わせた弁当にする。

 崎陽軒は中華圏への進出を視野に入れ、今回の台北出店をその足掛かりにしたい意向。そこで、駅弁が存在し、日本文化へのなじみや親日感情が強い台湾を海外1号店の場所に選んだ。

 崎陽軒は横浜市の旧横浜駅(現桜木町駅)で1908年に創業した。当初はすしや飲み物を販売していたが、横浜駅移転後の1928年、横浜中華街で提供されていたシューマイを日本人好みにアレンジし、列車内で食べやすいひと口サイズにしたシウマイを開発、横浜名物の駅弁に育て上げた。

 崎陽軒はシウマイを日本の食文化の駅弁と中華圏の食文化の融合と位置づけており、「横浜ならではの味を多くの台湾の人に味わってもらい、横浜を盛り上げて観光誘致にもつなげていきたい」と力を入れている。(記事:高田泰・記事一覧を見る

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