発売予定のホンダ・CIVIC TYPE R、鈴鹿サーキットでFF車最速記録をマーク

2020年7月12日 18:12

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記事提供元:エコノミックニュース

英国のHonda of The U.K. Manufacturing Ltd.で生産するCIVIC TYPE R(DBA-FK8)が、鈴鹿サーキットを走り、FF車最速の2分23秒993のラップタイムを記録した

英国のHonda of The U.K. Manufacturing Ltd.で生産するCIVIC TYPE R(DBA-FK8)が、鈴鹿サーキットを走り、FF車最速の2分23秒993のラップタイムを記録した[写真拡大]

 Hondaは、鈴鹿サーキット国際レーシングコースで、「CIVIC TYPE R Limited Edition」の最終的な性能評価のための走行テストを行なったと発表。そこでCIVIC TYPE Rは、FFモデルのコースレコードとなる、2分23秒993のラップタイムを記録したという。

 今回の鈴鹿における走行テストは量産前の最終開発車両で行なわれた。シビック TYPE R Limited Editionは軽さと速さを研ぎ澄ませ、サーキット走行性能をさらに追求したことにより、最速ラップタイムを記録したという。

 TYPE R開発責任者の柿沼秀樹氏によると、今回のCIVIC TYPE R(DBA-FK8)のテスト走行は、決して立ち止まらずに、スポーツカーとしての本質とドライビングプレジャーをさらに磨き上げるべく、ファンの期待を超える進化を目指して行なわれた。

 柿沼氏は、いわく「モータースポーツの世界では、歩みを止めることは即、敗北を意味します。だから、決して歩みを止めてはならない。Hondaに連綿と宿るこの“レーシングスピリット”こそが、私たちを突き動かしました」と述べる。

 テストに供した車両は、エンジン冷却性能向上やブレーキディスク2ピース化により高温時のパフォーマンスをさらに高めた加速・減速性能、サスペンションブッシュやアダプティブ・ダンパー・システム制御のアップデートにより精緻さを増した操縦性能を持つ。

 そのうえでLimited Editionでは、鍛造アルミホイールをはじめとするさらなる車体軽量化と、サーキットパフォーマンスに照準を合わせた専用タイヤで、速さを研ぎ澄ませた。

 今回のTYPE Rモデルチェンジは、ホンダモータースポーツ開発の要であるHRD Sakuraとタッグを組みながら速さを磨き上げ、F1日本GPの舞台で「世界屈指のサーキット」と言われる鈴鹿サーキットで、歴代TYPE Rで最速の記録を残した。関連の動画はホンダHPに2本アップされている。

 CIVIC TYPE R(DBA-FK8)の生産は、英国のHonda of The U.K. Manufacturing Ltd.(ホンダオブザユー・ケー・マニュファクチュアリング・リミテッド)で行なわれ、欧州と日本・北米を含む世界各国で販売される予定だ。詳細なスペック、価格などは未定。(編集担当:吉田恒)

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