ユニクロがエアリズムマスクを発売 EDWINはデニム生地マスク

2020年6月16日 11:53

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ユニクロが発売する「エアリズムマスク」。独自素材で肌触りがよいという(画像:ユニクロの発表資料より)

ユニクロが発売する「エアリズムマスク」。独自素材で肌触りがよいという(画像:ユニクロの発表資料より)[写真拡大]

  • COOLデニムマスク(画像: エドウインの発表資料より)

 ファーストリテイリング(山口市)傘下のユニクロは、人気の機能性商品「エアリズム」を使った「エアリズムマスク」を19日に発売すると発表した。「エアリズム」は同社が開発した通気性のよい素材で、長時間着用していても肌触りがよいのが特徴。また、ジーンズメーカーのEDWIN(エドウイン)もデニム生地を使った夏用マスクを19日に発売する。暑さでマスクをしていると息苦しくなる季節を前に、衣料メーカーでは独自開発の素材を使ったマスクの開発が相次いでいる。

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 「エアリズムマスク」は、表側のメッシュ素材と内側のエアリズムの間に高性能フィルターを挟んだ3層構造。高性能フィルターは飛沫や細菌、ウイルスが付着した粒子、花粉などをブロックし、繰り返し洗濯しても効果は持続するという。表側のメッシュ素材は紫外線を90%カットする。

 肌に触れるエアリズムは、下着などに使われているユニクロの独自素材で「通気性がよく、湿気や熱を放出して汗もすぐに乾く」として人気が高い。同社によると、不織布やコットンのマスクよりも、ゴワつきや厚みを感じにくくなっており、長時間着用しても肌触りの心地よさが続くという。

 こうした素材を使うことで、ユーザーのニーズが高い「マスクとしての防御性能」「洗濯可能」「付け心地」という3つのポイントを実現したという。ただし、マスクはオールシーズン用で、冷却効果はない。

 サイズは小学生以上用のS、小さめのM、一般成人用のLの3種類。色は白のみで、19日から国内ユニクロ店舗とオンラインストアで販売。初回販売は1人各サイズ1パック、計3パックまでの限定販売とする。

 同社では当面、毎週50万パック生産することにしている。

 一方、ジーンズメーカーのEDWIN(東京都品川区)は、独自の「COOL素材」を使った「COOLデニムマスク」を19日に発売する。「COOLデニム」は綿とポリエステルを使った吸湿性と吸汗性に優れた素材で、ベタつかずサラっとした付け心地が特徴だという。色はベージュ、オリーブ、チャコールグレー、ネイビーの4色で、価格は1枚500円(税別)。

 ただし、マスクのみの販売は行なわず、同社のオンラインショップで同社商品を購入した人のみ先着順で購入できる。また、マスクの売り上げの全額は特定非営利活動法人「ピースウィンズ・ジャパン」を通じて、医療従事者の支援事業に使われる。

 水着素材や足袋素材などを使ったマスクも既に発売されており、新型コロナウイルスの感染対策が求められるなか、今後も各社の独自素材を使ったマスクの開発が続きそうだ。

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