アサヒビール、グリーン電力活用を拡大 広がる企業でのESG取り組み

2020年3月8日 15:13

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グリーン電力を活用した『アサヒスーパードライ』(缶500ml)(画像: アサヒビールの発表資料より)

グリーン電力を活用した『アサヒスーパードライ』(缶500ml)(画像: アサヒビールの発表資料より)[写真拡大]

 アサヒビールは6日、5月下旬以降に製造されるアサヒスーパードライ500ミリリットル缶において、グリーン電力を活用すると発表した。アサヒはこれまでにも、アサヒスーパードライおよびアサヒドライゼロ350ミリリットル缶で、グリーン電力を活用している。

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 今回の発表により、アサヒビールがESGへの取り組みに力を入れていることがわかるだろう。本記事では、ESGの現状や、他の企業におけるESGへの取り組みを紹介する。

 ESGとは、企業の持続的な成長のために欠かせないとされる、Environment(環境)、Social(社会)、Governance(ガバナンス)の3つの頭文字をとったものだ。ESGへの積極的な取り組みは、環境への配慮や社会貢献といった、業績とは違う面での評価を企業にもたらす。

 近年では、ESGへの取り組みを投資判断の材料のひとつとする投資家も少なくない。このような、ESGへの取り組みを考慮した投資方法を、ESG投資という。

 ESG投資はアメリカやヨーロッパで先行してきたが、日本でも徐々に広がりをみせている。世界のESG投資額を集計している国際団体「GSIA」によると、2016年に4,740億米ドルだった日本のESG投資額は、2018年には2兆1,800億米ドルに増加した。世界全体では、22兆8,380億米ドルから30兆6,830億米ドルに増加しており、今後もESG投資のさらなる成長が期待される。

 この状況をふまえ、日本企業もさまざまなESGへの取り組みを進めている。キヤノンは、高度な資源循環を実現する環境活動の発信拠点として、2018年にエコテクノパークを開所した。また日本マクドナルドは、病気で入院する子供の家族の滞在施設であるドナルド・マクドナルド・ハウスを、全国11カ所に設置。その支援活動として、2017年から毎年チャリティーデーを実施し、募金活動を行っている。

 ESG投資に取り組む企業は、実績や成果をホームページ上で積極的に公開している。今後、投資判断を行う際は、企業の業績などと併せてESGへの取り組み状況についても注視していきたい。(記事:yamamoto・記事一覧を見る

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