トヨタ、新たなキャッシュレス決済アプリ「TOYOTA Wallet」を発表

2019年11月20日 08:57

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「TOYOTA Wallet」のイメージ。(画像: トヨタ自動車の発表資料より)

「TOYOTA Wallet」のイメージ。(画像: トヨタ自動車の発表資料より)[写真拡大]

 トヨタ自動車、トヨタファイナンシャルサービス、トヨタファイナンスの3社は、複数の支払方法を搭載したスマートフォン用決済アプリ「TOYOTA Wallet」を発表した。11月19日よりiOS版の提供を開始し、Android版は来春のサービス開始を予定している。

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■開発の背景

 トヨタは、以下3点を柱とした「コネクティッド戦略」を掲げており、スマートフォンやモバイルネットワークはこの戦略の中でも特に重要な役割を果たすと捉えている。

・すべてのクルマをコネクティッド化したモビリティサービスプラットフォームの構築
・ビッグデータの活用を推進し、ユーザーや社会に貢献
・様々な企業と連携して新たなモビリティサービスを創出

 そこで重要な役割を果たすスマートフォンを使用した決済のプラットフォームとして、「TOYOTA Wallet」を開発した。

■支払方法は3つ

 「TOYOTA Wallet」は、プリペイド型電子マネー「TOYOTA Wallet残高」、クレジット型サービス「TOYOTA TS CUBIC Origami Pay」、デビット型サービス「銀行Pay」といった3つの支払方法を搭載しており、決済シーンにおいて自由に選ぶことができる。

 「TOYOTA Wallet残高」は、事前にチャージをしたうえで使うことができる電子マネー。チャージ方法はクレジットカードまたは、銀行Payの2通り。カード残高上限額は5万円で、NTTドコモが展開しているiDの加盟店と、Mastercardコンタクトレス加盟店で使用することができる。なお、使用するにはiD、MastercardコンタクトレスをApple Payに設定する必要がある。

 「TOYOTA TS CUBIC Origami Pay」は、年会費無料のバーチャルクレジットカードだ。トヨタ販売店やOrigami Payに対応した店舗で使用できる。
 
 「銀行Pay」は三井住友銀行に口座を持っている場合、コード払いをすることで銀行口座からすぐに引き落としがされる。今後、参加銀行も増加する予定だ。各支払方法によって決済方法や使える店舗が違うので注意が必要だ。

■今後の展望

 「TOYOTA Wallet」は今後、決済や周辺サービスの拡大をはかるとともに、「トヨタレンタカー」、「TOYOTA SHARE」や「KINTO」といったトヨタグループ内外のモビリティサービスと連携をしていく予定。様々なキャッシュレス決済が広がる中で、どれほどの地位を確立できるのかが注目だ。(記事:キーパー・記事一覧を見る

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