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ランボルギーニ、売却または株式上場か VWグループが放出検討との報道
ランボルギーニのロゴ (c) 123rf[写真拡大]
ブルームバーグ通信やロイター通信の報道によると、独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)が、イタリアのスーパーカーメーカーであるランボルギーニの売却もしくは株式上場を検討中であるという。VWは同じ独自動車メーカーであるアウディ、ポルシェも傘下にしており、これらの経営への専念がランボルギーニを手放す理由に挙げられている。
ランボルギーニはこれまでカウンタック、ディアブロ、ムルシエラゴなど、車高を抑えた独特なデザインのスーパーカーを数多く輩出。現在はフラッグシップモデルのウラカンに加え、最上級スーパーカーのアヴェンタドール、メーカー初のSUVであるウルスなどが話題となっている。
1980年に一度経営難から倒産し、87年にクライスラーグループに入り、1993年にはインドネシアの財閥に買収されるなど、波乱万丈の歴史も持つ。1999年にVWグループに入り現在に至る。
2011年からセールス拡大を続けるランボルギーニは、2019年上半期発表で過去最高となる9億7800万ユーロ(約1185億円)の売上高を達成している。ここまで経営が好調であるにも関わらず、VWはグループ整理の一環としてランボルギーニの放出を検討している。
VWグループにはアウディ、ポルシェ、フランスのブガッティ、スペインのセアトなどの4輪自動車に加え、イタリアのバイクメーカー・ドゥカティ、ドイツのバス・トラックメーカー・マンなど10以上の企業が含まれている。
VWは2030年までに現行ラインアップの4割がEVになるよう編成する方針であり、アウディやポルシェもそれに追随する動向が見られる。こうしたグループの計画のなかで、ランボルギーニは電動化計画にふさわしくないため手放されるという情報もある。
売却または株式上場などによるランボルギーニの今後の活動はわかっていない。いずれにしても今後の発表が待たれる。
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