京橋3丁目の再開発、権利変換計画が認可 35階建ての高層ビル建設へ

2026年3月25日 18:32

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複合施設の完成イメージ(東京建物発表資料より)

複合施設の完成イメージ(東京建物発表資料より)[写真拡大]

 東京都の京橋三丁目東地区市街地再開発組合が進める第一種市街地再開発事業(中央区京橋)の権利変換計画が、小池百合子都知事から認可された。組合に参加する東京建物が明らかにしたもので、ホテルとオフィス、商業施設などが入る高さ180メートルの複合施設が12月から建設に入る。オフィス、商業施設は2030年度、ホテルは2032年度に開業する予定。

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 施設は約6,800平方メートルの敷地に整備される地下3階、地上35階建て延べ約16万7,000平方メートル。地下1階~地上3階に商業施設、4階に地域貢献施設、4階と6~26階にオフィス、5階と28~32階に国際水準のホテル、33~34階に住宅が入り、地下1階で東京メトロ京橋駅と接続する。

 現地は銀座と日本橋に挟まれた都内の一等地。JR東京駅、有楽町駅も近く、ビジネスマンや観光客が行き交う場所だが、狭い道路沿いに旧耐震基準の古い建物が並び、防災とにぎわいの両面で課題になっていた。

 施設整備に合わせて京橋駅と接続する地下歩行者通路と地下駅前広場を整備し、東京駅から京橋駅へ至る歩行者ネットワークを充実させるほか、地上に歩行者滞留空間や緑豊かな歩行者空間をつくり、銀座や日本橋から続くにぎわい拠点にする。さらに、若手アーティストの発信基地の役割も担う。

 首都直下型地震など大規模災害に備え、帰宅困難者の一時滞在スペースを設けるのに加え、災害発生後も安定したエネルギー供給を続けるため、コージェネレーション(熱電供給)システムと非常用発電機を備える。

 建設予定地内のビル撤去工事は2025年末からスタートしており、12月には建設工事に入る見通し。施設全体の完成は2032年度の予定だが、オフィス、商業施設はひと足早く2030年度のオープンを目指している。(記事:高田泰・記事一覧を見る

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