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大阪ガス、米国産バイオメタンを商業施設に供給へ 国内初 CO2排出は実質ゼロ

今回の取り組みのイメージ。(大阪ガス発表資料より)[写真拡大]
大阪ガス、Daigasエナジーは、米国で食品かすから製造したバイオメタンを大型商業施設の「三井ショッピングパークららぽーとEXPOCITY(エキスポシティ)」(大阪府吹田市千里万博公園)に送ることで、施設を運営する三井不動産と合意した。二酸化炭素(CO2)排出実質ゼロの環境価値証明書が付いた都市ガスで、商業施設が海外産バイオメタンを利用するのは国内で初めてという。
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バイオメタンは、食品かすなど有機物が分解される過程で発生するバイオガスを精製したもので、原料が成長過程でCO2を吸収した植物などに由来するため、北米では燃やしても大気中のCO2総量を増やさないとされている。日本では温室効果ガス排出量算定・報告・公表制度の対象外だが、国の審議会で算定ルールの変更が検討されている。
大阪ガスは米国最大級の再生可能天然ガス生産企業「アーキア・エナジー」がごみ埋め立て地で製造したバイオメタンを調達し、米テキサス州のフリーポートLNG(液化天然ガス)基地で液化して大阪府内の泉北製造所で受け入れた。
ららぽーとEXPOCITYでは、ガス空調やコージェネレーション(熱電供給)に使用する都市ガスの3~4割をバイオメタンに置き換える方針。大阪ガスは29日までららぽーとEXPOCITY光の広場で開催されている脱炭素啓発イベントの「デカボEXPO」で、脱炭素への貢献度を可視化して来店客に示す。
大阪ガスはさらなるバイオメタンの調達を検討しているほか、水素とCO2を原料とする合成メタンの量産化を進め、CO2を排出しないガスの供給場所を広げたい考えだ。バイオメタンの本格活用が、カーボンニュートラル社会の実現に向けた新たな一歩になると期待している。(記事:高田泰・記事一覧を見る)
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