JAL、デジタル活用し国内空港をリニューアル 20年夏に羽田から

2019年7月24日 13:25

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羽田空港出発ロビーのイメージ。(画像: 日本航空の発表資料より)

羽田空港出発ロビーのイメージ。(画像: 日本航空の発表資料より)[写真拡大]

  • 手荷物預けのイメージ。

 JAL(日本航空)は23日、羽田空港国内線に2020年夏を目途として「JAL SMART AIRPORT」を導入すると発表した。

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 JAL SMART AIRPORTとは、デジタル端末の活用により、チェックインカウンターから搭乗ゲートに至るまでのシステムやデザインを一新することによって、スムーズで快適な空港作りを目指そうとするものである。

 各エリア別に段階的にリニューアルを行い、2020年夏には全面オープンする予定という。羽田空港に導入した後は、2021年を目途に、新千歳空港、伊丹空港、福岡空港、那覇空港へも順次導入して行く。

 導入に際しては、「スムーズに移動できる」「落ち着いて手続きができる」「手続き方法の選択肢が豊富」「乗客のニーズに合わせたサポート」「旅全体へのサポート」の5つをコンセプトにしている。

 具体的には、空港スタッフがモバイル端末を携行し、チェックインや座席変更などの手続きを「場所を選ばずに」案内するという。手荷物の預け入れ方法もよりスムーズになる。タグが自動的に発行できるように改良された新型の自動チェックイン機や、自動手荷物預け機(Self Baggage Drop)も設置される。

 搭乗口においては、新型の搭乗ゲート機器を設置することにより、QRコード・ICの読み取り精度が向上するとともに、高度な人間検知技術も活用することにより、搭乗までの事務が効率化される。これにより、乗客をよりスムーズに改札機・機内に案内できることになる。

 JALグローバルクラブ(JGC)のカウンターもリニューアルされる。羽田空港のリニューアルに伴い、JGCのカウンターを個室化し、保安検査場一体型のチェックインカウンターにする。

 今回のリニューアル工事は19年9月1日より段階的に開始し、北ウイングは19年12月頃、南ウイングについては20年2月頃にオープンさせる予定という。

 JALは、工事期間中は仮設カウンターでの対応となる場合があると告知しているため、期間中に羽田空港のJALを利用する乗客は注意が必要だ。(記事:kan1713・記事一覧を見る

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