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「とんかつ・かつ丼」の2桁成長続く、外食産業の国内市場 富士経済
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富士経済は7日、ファストフードやテイクアウトなど国内外食産業市場の調査結果を発表した。
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17年のファストフードは、「ハンバーガー」が期間限定メニューの投入やドリンクメニューの強化などにより好調を維持、「回転ずし」も展開地域の拡大に伴う店舗増により伸長したという。
「天丼・天ぷら」も参入企業が実績を伸ばすなど、多くの業態が好調だったため市場は拡大しているという。18年も規模の大きい業態を中心に好調が続くことから引き続き市場拡大を予測している。
注目市場としては「とんかつ・かつ丼」を挙げている。16年はかつや、松のや・松乃屋の好調や豚屋とん一の積極的な新規出店、とんから亭やかつ庵の新規参入などにより、前年比18.1%増と好調だった。
17年も上位チェーンの積極的な新規出店により、市場は前年比17.8%増の530億円と拡大している。18年も引き続き市場が活性化。参入各社はとんかつ・かつ丼を注力分野と位置付けて展開しており、市場は前年比14.2%増を見込んでいる。
「テイクアウト」は、量販店デリカが高齢者世帯向けメニューの拡充や野菜訴求メニューの強化などにより好調を維持。コンビニのテイクアウトフードもサラダや麺メニューが好調なほか、カウンターファストフードが伸びるなど、単身世帯や共働き世帯が増加する中で簡便需要を取り込み市場は拡大しているという。
「ホームデリバリー・ケータリング」は、宅配ピザが上位チェーンの持ち帰り客への割引サービスにより好調を維持。宅配ずしは参入企業が経営資源を集中投下していることから伸長している。また病者・高齢者食宅配は、喫食者層の増加を背景に需要獲得が進んでいるという。
「交通機関」は、列車内食、機内食など訪日外国人の増加に伴うインバウンド需要により14年以降拡大を維持している。駅構内飲食店も、飲食店が入居する商業施設の新設が相次いでおり集客力が高まっている。
「レジャー施設」は野球場が球場グルメを充実させるなど飲食事業にも積極的に取り組んでいることにより好調。一方、ゴルフ場、健康ランド・スーパー銭湯、ギャンブル場、カラオケボックス、複合カフェは縮小しているという。
「給食」は、高齢者福祉施設給食がサービス付き高齢者向け住宅を中心とした施設数の増加により伸長、市場拡大をけん引している。一方、産業給食や学校給食、病院給食は縮小しているという。
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