VW、第6世代「Polo」を東京モーターショーで日本初公開

2017年10月31日 11:40

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記事提供元:エコノミックニュース

東京モーターショーで日本初公開となったBセグHB車のベンチマーク、新型「VW Polo」、2018年春、日本に上陸する予定

東京モーターショーで日本初公開となったBセグHB車のベンチマーク、新型「VW Polo」、2018年春、日本に上陸する予定[写真拡大]

 第6世代目となるフォルクスワーゲン(VW)のBセグメント・コンパクトハッチバック車「Polo」が東京モーターショーで日本初お披露目となった。

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 1975年に初代が登場以来、これまでに全世界で1400万台以上を販売してきた「VW Polo」、世界のBセグ・コンパクトのベンチマークでもある。日本では1983年に販売を開始し、累計販売台数は25万台を超えている。

 過去にはワールド・カー・オブ・ザ・イヤー(2010年)も獲得し、輸入車で常に販売台数上位をキープする人気モデルだ。

 そんなベストセラーモデル「Polo」が2017年夏に約8年ぶりにフルモデルチェンジし、欧州主要各国での先行受注も始まった。全車4ドア、歩行者検知対応シティエマージェンシーブレーキ機能付・プリクラッシュブレーキシステム「Front Assist」「リヤトラフィックアラート」を採用する。

 新型「Polo」は、刷新したエクステリアデザインより、先代に比べて大きくなり、日本では3ナンバー登録車となる。ボディサイズを記すと全長×全幅×全高は4053×1751×1446mm、ホイールベースは2564mm。VWが推し進めるMQB:モジュラートランスバースマトリックスで作られた、ボディ拡大によって室内空間は広くなり、細部に至るまで設計を見直したインテリアは快適だ。

 デジタル技術を駆使したコックピット、高効率な各エンジン(TSI:ガソリンTDI:ディーゼルTGI:天然ガス)、そして、上級モデルから移植した数々の先進的な運転支援システムなどを特徴としている。

 新型「Polo」のもっとも小さく、俊敏かつ効率的な3気筒TSIガソリン直噴ターボエンジンは、70 kW(95 ps)/5500 rpm)の最高出力を発揮、最大トルクは175Nm(2000〜3500rpm)で、0〜100km/h加速は、わずか10.8秒でこなす。最高速度は187 km/hに達し、初代VW「Golf GTI」に匹敵するパフォーマンスを示すという。

 このエンジンに組み合わせるトランスミッションは、5速MTと7速DSGが選択できる。

 気筒休止システム「ACT(アクティブシリンダーマネジメント)」付1.5リッターTSI ACTエンジンは、先代Poloに搭載していた1.4 TSIエンジンの排気量拡大版の進化型だ。気筒休止システムは、運転状況に応じて2つのシリンダーを一時的に休止することで、燃料消費と排ガスを大幅に削減する。

 この洗練されたエンジンは、低回転域の1500~3500rpmで250Nmの最大トルクを発生。最大出力は、110kW(150ps)/5000〜6000rpmで得られる。圧縮比は10.5:1だ。

 最高出力147kW(200ps)/4400〜6000rpmの2リッターターボエンジンを搭載する新型「Polo GTI」は、2017年末にドイツ国内で販売を開始する予定だ。

 このGTIが搭載する4気筒2.0TSIエンジンは、新型「Polo GTI」に初めて搭載する2リッターターボエンジン。EA888型と呼称するエンジンは、320Nmの最大トルクを低回転域の1500rpm〜4400rpmまでの幅広い領域で発生する。このエンジンに組み合わせるトランスミッションは、6速MTあるいは6速DSGが選べる。

 GTIを除く、新型VW Poloは2018年春に日本上陸予定だ。(編集担当:吉田恒)

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