アサヒビール、ニッカの技が息づくジンとウォッカ

2017年5月12日 05:27

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ニッカ カフェジン(左)、ニッカ カフェウオッカ(アサヒビール発表資料より)

ニッカ カフェジン(左)、ニッカ カフェウオッカ(アサヒビール発表資料より)[写真拡大]

 アサヒビールは11日、子会社ニッカの新ブランド「ニッカ カフェジン」「ニッカ カフェウオッカ」を6月27日に発売すると発表した。

 両製品は、世界的に少なくなった伝統的な連続式蒸溜機「カフェスチル」でつくられる。「カフェスチル」で抽出された蒸溜液には原料由来の香りや成分が残り、個性的な味わいに仕上がる。

 「ニッカ カフェジン」は、大麦麦芽(モルト)やとうもろこしなどの原料を「カフェスチル」で蒸溜した「カフェ蒸溜液」をベースに、山椒、ゆずなどの和柑橘、ジュニパーベリーなどを「カフェ蒸溜液」に別にひたして、それぞれの香味成分を十分に抽出した後、再蒸溜したスピリッツを複数ブレンドしたもの。和柑橘の爽やかな香りと山椒のスパイシーな香りが調和し、コクを感じさせる甘い口当たりと和柑橘などの香りが重なり合う複雑な味わいが特長となっている。

 「ニッカ カフェウオッカ」は、大麦麦芽やとうもろこしなどの原料を「カフェスチル」で蒸溜した「カフェ蒸溜液」を複数ブレンドしたプレミアムウオッカ。「カフェスチル」で蒸溜された蒸溜液自体の香味がしっかりと感じられ、ウイスキーで培われたニッカの技術が生かされている。麦芽の香りと、とうもろこし由来のキャラメルのようなコクのある甘い香りと口当たりが特長となっている。

 容量は各700ml(びん)。アルコール分は「ニッカ カフェジン」が47%、「ニッカ カフェウオッカ」が40%。価格はオープンだが、参考実売価格は各4,500円(税別)。(記事:阪木朱玲・記事一覧を見る

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