ダイハツ、軽「ミラ・イース」をフルモデルチェンジ、安全性前面に

2017年5月9日 17:03

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ミラ イース G“SAⅢ”(2WD)。(画像:ダイハツ発表資料より)

ミラ イース G“SAⅢ”(2WD)。(画像:ダイハツ発表資料より)[写真拡大]

 ダイハツ工業は、軽乗用車「ミラ イース(Mira e:S)」の6年ぶりとなるフルモデルチェンジを行い、9日から全国で発売を開始した。ミラ・イースはこれで2代目となる。

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 2011年9月に登場した初代ミラ・イースは、低燃費と省資源、そして低価格にこだわったモデルであった。主な顧客は女性、高齢者、地方のユーザー。入口価格は80万円を切っていた。競合他社であるスズキと激しくしのぎを削ったモデルであるが、今回のフルモデルチェンジで、基本的な「低燃費・低価格」路線は維持はしつつも、さらなる低燃費・低価格に挑戦するのではなく、今度は「安全面の拡充」に舵を切るようにシフトしたようだ。

 手軽な価格の「日常生活のパートナー」としての側面が強かったミラ・イースであるが、ダイハツによれば多くの顧客から「安全性」についての要望が多かったとのことで、今回のフルモデルチェンジに際しては安全・安心な運転に繋がる基本性能を向上させるとともに、衝突回避支援システム「スマートアシストⅢ」をミラ・イースとしては初めて採用。これにより、歩行者対応の衝突回避支援ブレーキ、オートハイビームなどによる高い安全性を実現している。

 また、ダイハツの独自事業構造「DNGA(ダイハツ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)」の原点を確立するモデルとして、「低燃費・低価格・安全・安心」を追及、「見て、触って、乗って、感じるクルマのあるべき姿」にこだわったという。

 フルモデルチェンジに伴い、グレードは6種類となる。最も安いモデルは「B」の2WDであり、84万2,400円。エンジンはすべてKF-VE型。デザインはシンプルで無駄のない形を進化させ、軽2BOXの本質を追及とうたい、高い質感と安心感を表現したエクステリアになっている。

 燃費は35.2km/Lであり、全車がエコカー減税免税レベルとなる。(記事:藤沢文太・記事一覧を見る

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