フィアット、商用車「デュカト」を国内初披露へ、将来の参入視野

2017年1月17日 19:20

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「Fiat Ducato(フィアット デュカト)」(FCAジャパンの発表資料より。実際の展示車両とは異なる。)

「Fiat Ducato(フィアット デュカト)」(FCAジャパンの発表資料より。実際の展示車両とは異なる。)[写真拡大]

 FCAジャパンは17日、同社フィアットの商用車ブランドが展開する「Fiat Ducato(フィアット デュカト)」のバンタイプ「Fiat Ducato Van(フィアット デュカト バン)」を、2月2日~5日に千葉県の幕張メッセで開催される「ジャパン キャンピングカーショー2017」に出展、日本国内で初披露すると発表した。将来の国内参入を視野にいての出展となる。

 「フィアット デュカト」は、1981年に発売された大型バン。全世界では500万台以上が生産されており、欧州キャンピングカー市場では70%以上のシェアを占めている。キャンピングカーだけでなく、商用車や輸送車にも使用可能な汎用性の高さが人気の一つだ。

 FCAジャパンでは、2016年暦年に過去最高の販売台数となる2万台を記録し、2019年までに年間販売台数を3万台まで伸ばすことを目標としている。同社のポンタス・ヘグストロム社長は、「成長の柱のひとつとしての新分野への参入を積極的に模索」しており、その一環として、「昨今国内で大きな盛り上がりを見せているRV市場に、フィアット デュカトという魅力ある商品を投入することを視野に入れており」、今回の出展は、その第一弾の取組みになるとコメントしている。

 展示車両は、エンジンに2.3Lの直列4気筒 マルチジェットインタークーラー付ディーゼルターボを採用。最高出力は130 kW(177ps)/3,500 rpm、最大トルクは400Nm(40.8kgm)/1,500rpm。現在のところ価格は未定。

 FCAジャパンでは、ジャパン キャンピングカーショー2017にてコンパクトモデルの「フィアット500」も展示する予定だ。

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