スバル、デトロイトショーで米国仕様の18年型「WRX / WRX STI」公開

2017年1月7日 21:11

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スバル 2018 年型 WRX STI / WRX(米国仕様) (富士重工業の発表資料より)

スバル 2018 年型 WRX STI / WRX(米国仕様) (富士重工業の発表資料より) [写真拡大]

 富士重工業(スバル)は6日、1月9日~1月22日に米国デトロイトで開催される2017年デトロイトモーターショー(北米国際自動車ショー )で、2018年型「WRX」「WRX STI」(米国仕様車)を出展すると発表した。

 WRXシリーズは、4ドアセダンの実用性とスポーツ性能を兼ね備えたスポーツセダンで、2014年に販売が開始された。日本仕様では「WRX STI」と「WRX S4」が設定されているが、北米仕様では「WRX STI」と「WRX」の設定となっている。

 今回の改良では、走行性能・安全性能・実用性といったWRXシリーズやスバル車ならではの価値のさらなる進化が追求されている。

 走行性能では、サスペンション設定の最適化等により、優れた操縦安定性とフラットな乗り心地をさらに向上。WRXでは電動パワーステアリングの制御を最適化し、より自然で滑らかな操舵フィーリングを実現。電動パワーステアリングのモーターとECUを一体構造化することで、軽量化も実現した。WRX STIには新電子制御マルチモードDCCD(ドライバーズコントロールセンターデフ)等を採用し、WRXシリーズのトップグレードに相応しい走行性能を実現している。

 トランスミッションでは、WRXの6速マニュアルトランスミッションのシンクロ機構を見直し、シフトレバーのフリクション低減などにより、シフトフィーリングを向上。WRX STIでは、マルチモードDCCDを従来型の電子制御と機械制御の組み合わせから、電子制御のみに一本化し最適化することで回頭性を更に向上させている。

 安全性に関しては、WRXにて、停車時にブレーキペダルから足を離しても停車状態を維持する「オートビークルホールド」をスバルとして初めて採用。信号待ちや渋滞、坂道での停車時など、ブレーキペダルを踏み続けなくとも停止状態を維持する。「アイサイトアシストモニター」も採用し、アイサイトの状態や警報をフロントガラスに表示。その他、ステアリング操作に合わせてヘッドランプ光軸を左右に動かすステアリング連動ヘッドランプも搭載している。

 エクステリアデザインでは、スバルアイデンティティを従来以上に強調した新造形のLEDヘッドランプとフロントグリル、大型化したフロントバンパーグリルを採用してフロントフェイスを刷新。WRXには新開発の18インチアルミホイール、WRX STIには新開発の19インチタイヤ・アルミホイールを採用した。

 インテリアデザインでは、ブラック調パーツをドアスイッチパネル等の随所に採用し、質感を向上。フロントシートに、レカロ社製電動パワーシートをスバルとして初採用している。フロントドアガラスでは板厚をアップし、振動・騒音対策も強化した。

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