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スバル、運転支援システム「アイサイト」を中国で展開へ
アイサイト ステレオカメラ(富士重工業の発表資料より) [写真拡大]
富士重工業(スバル)は11日、独自の運転支援システムである「アイサイト(EyeSight)」を中国市場で展開すると発表した。日本、豪州、北米、欧州に続く今回の中国でのアイサイト導入により、既に世界での累計販売台数が90万台を超えるアイサイト搭載車両の更なる展開拡大を図る。
アイサイトは、スバルが日立製作所および日立オートモティブシステムズと共同で開発。世界で初めてステレオカメラのみで、自動車、歩行者、二輪車を対象としたプリクラッシュセイフティ機能や全車速追従クルーズコントロール機能を実現。2008年4月に「レガシィ」に搭載して日本で発売を開始した。
アイサイトを搭載したスバル車は、米IIHS(道路安全保険協会)の2016年安全評価の前面衝突予防性能試験において最高評価「Superior」を獲得。国内では、国土交通省とNASVAが実施する予防安全性能アセスメントにおいて最高評価であるJNCAP「先進安全車プラス(ASV+)」に選定されたほか、欧州の新車評価基準である「ユーロNCAP」でも、2016年安全性能総合評価で最高評価のファイブスターを獲得した。
2010年にはver.2、2014年にはver.3へと改良を重ねており、中国への導入により、グローバル史上での拡大を目指す方針。11月に中国・広州で開催予定の2016年広州国際モーターショーで、アイサイトを搭載した中国仕様アウトバックとレガシィを出展する。
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