首相強調の「同一労働同一賃金」、労働者視点なのか―野田佳彦氏

2016年9月28日 11:05

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記事提供元:エコノミックニュース

 民進党の野田佳彦幹事長は27日の衆院本会議での代表質問後の記者団の質問に答え、安倍晋三総理が強調する『同一労働同一賃金』、『長時間労働の是正』について「ワードは合致するものが多い」としたうえで「今日も少し大串博志政調会長が触れたが、立ち位置の問題」と慎重に見ていく必要があるとの認識をみせた。

野田幹事長は「経営している立場の人たちから働き方という問題に落とし込むやり方なのか、本当に働いている人たちの実情を踏まえての改革なのか。これからの論戦の中でだんだんと違いというものが見えてくるのではないか」と国会の議論の中で、働く人たちの視点で取り組む政策になっているのかどうか、チェックしていく姿勢をみせた。

憲法改正については、自民党の下村博文幹事長代行が「自民党の憲法草案ありきで、憲法審査会で議論していただきたいとは考えていない。自民党の憲法改正草案を国会に出し、それを議論してもらうということを考えているわけではない」と27日の会見で考えを示したことについて記者団に聞かれ「混乱しているのではないか。意思統一してほしい」と語った。

野田幹事長は「基本的に審議はオープン。メンバーも選んでいるので審議を否定するものでない。前提となる議論の仕方に関わる問題であり、もう少し相手の状況を見ていかなければならない」とした。(編集担当:森高龍二)

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