キリン、「氷結 ハロウィンオレンジ」の発売中止―原料の果汁に加水

2016年8月31日 15:36

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キリンビールは、9月20日から発売予定だった「キリン 氷結 ハロウィンオレンジ」の発売を中止すると発表した。

キリンビールは、9月20日から発売予定だった「キリン 氷結 ハロウィンオレンジ」の発売を中止すると発表した。[写真拡大]

 キリンビールは30日、9月20日から発売予定だった「キリン 氷結 ハロウィンオレンジ<期間限定>」の発売を中止すると発表した。「ストレート果汁を使用」とうたっていたが、原料として購入したイタリア産ブラッドオレンジ果汁が加水されている可能性が高く、ストレート果汁として使用できないと判断したためという。

 同社によると、オレンジストレート果汁は、日本農林規格(JAS規格)で、「オレンジの果実の搾汁以外のものを使用していないこと」と規定されており、加水されているとオレンジストレート果汁に該当しなる。ただ、流通向けに配布した見本品を飲んでも健康上の問題はないとしている。

 同社は23日に今回の「キリン 氷結 ハロウィンオレンジ<期間限定>」の商品内容と発売予定を発表していた。商品内容として、「ブラッドオレンジの氷結ストレート果汁を使用し、酸味と甘みのバランスがとれた、すっきり爽やかな味わいを実現した」としていた。販売予定数は、約17万ケース(1,000KL)だった。

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