介護職員の離職16.5%、「仕事の割に賃金が低い」

2016年8月6日 19:53

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 2014年10月からの1年間に全国の介護職員の16.5%が仕事を辞めたことが公益財団法人「介護労働安定センター」の調査で明らかになった。離職率はここ数年横ばい状態。調査は15年10月に実施し、9005事業所と介護職員2万1,848人が回答した。

 離職率を職種・就業形態別にみると、対象者宅を回る訪問介護員では正規職員の方が非正規職員より高く、施設に勤務する介護職員については逆に非正規職員の方が高かった。労働者の所定内賃金は、217,753 円だった。

 事業所側への質問では、介護職員数について「大いに不足」「不足」「やや不足」の合計が61.3%と、前年よりも2ポイント増えた。理由としては「採用が困難」が70.8%と最も高かった。

 職員の声としては「人手が足りない」が 50.9%、「仕事内容のわりに賃金が低い」が 42.3%、「有給休暇が取りにくい」が 34.6%だった。

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