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トヨタ、配車サービスの米ウーバーに出資 ドライバーに車両をリース
トヨタ自動車は、配車サービスを手掛ける米ウーバー・テクノロジーズと協業を検討する覚書を締結した。写真は、ウーバーのアプリ操作画面。[写真拡大]
トヨタ自動車は25日、配車サービスを手掛ける米ウーバー・テクノロジーズ(Uber Technologies)と協業を検討する覚書を締結したと発表した。今後、規制動向などを踏まえながら、海外のライドシェアビジネスが拡大している地域で試験的な取り組みを始め、協業を模索していくという。また、トヨタの金融子会社トヨタファイナンシャルサービス(TFS)と、革新技術を持つ企業などへの出資を手掛ける未来創生ファンドがウーバーに出資する。
トヨタによると、トヨタファイナンシャルサービスがウーバーの登録ドライバーに車両をリースし、ウーバードライバーとして得た収入からリース料を支払うサービスを構築するという。
また、ウーバードライバー向けの車載アプリの開発、研究活動に関する知見の共有、トヨタ・レクサス車のウーバー社へのフリート販売など、様々な領域で協業の可能性を検討していくという。
ウーバーの配車サービスは、自動車を保有する人が登録ドライバーとなり、利用者を送迎する。利用者は、専用アプリから配車の場所や希望の車種、目的地を入力することでサービスを受けられる。決済は登録したクレジットカードに請求されるため、降車時の清算は不要。ドライバーにとっては空き時間などに収入を得る手段として活用でき、利用者側からは使い勝手の良さや低価格などが支持されている。
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