消費者庁、ココナツオイルが認知症やガンに効果がないとして措置命令

2016年4月1日 04:59

印刷

エクストラバージンココナッツオイル(消費者庁発表資料より)

エクストラバージンココナッツオイル(消費者庁発表資料より)[写真拡大]

  • エクストラバージンココナッツオイルカプセル(消費者庁発表資料より)

 消費者庁は31日、ココナッツジャパンに対し、同社が販売する商品に認知症やガンなどに効果があるとする広告表示の根拠が示されなかったとして再発防止などを求める措置命令を行ったと発表した。

 認知症やガンなどに効果がないとされたのは、同社が販売する「エクストラバージンココナッツオイル」と「エクストラバージンココナッツオイルカプセル」。同社は、両食品に根拠がないにもかかわらず、「ココナッツオイル」が認知症の予防・改善、ガン予防、ウイルス感染を防ぐと記載していた。

 また、広告には「ココナッツオイル」が心臓病を予防する理由、アルツハイマー病に効果がある理由も記載するとともに、「ココナッツオイルに含まれるのは中鎖脂肪酸で、すぐにエネルギーとなるため体内にたまることがない。むしろ体内にたまっている脂肪をエネルギーに変え、便秘だけでなくダイエットにも効果が期待できる」と記載していた。(記事:阪木朱玲・記事一覧を見る

関連キーワード

関連記事