ヤマザキ・ナビスコ、ライセンス契約終了で「オレオ」「リッツ」など製造中止 社名も変更

2016年2月13日 21:39

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 山崎製パンは12日、同社の連結子会社ヤマザキ・ナビスコがライセンス契約の終了に伴って、「オレオ」「リッツ」「プレミアム」「チップスアホイ」の4ブランド製品の製造・販売を8月31日に終了すると発表した。社名も9月1日付でヤマザキビスケットに変更するという。

 ヤマザキ・ナビスコは、1970年に当時の米国ナビスコ社と現在の双日の合弁会社として設立され、「ナビスコ」ブランドの製品の生産を開始。「オレオ」、「リッツ」、「プレミアム」、「チップスアホイ」の4製品の技術・ブランドの使用許諾を受けてビスケット、クラッカーの製造販売事業を展開してきた。

 今回、ヤマザキ・ナビスコは、現在「ナビスコ」のブランドを管理しているモンデリーズ・インターナショナル社とのライセンス契約を8月31日の契約満了日に終了させる。これに伴い、ヤマザキ・ナビスコは、9月1日をもって商号をヤマザキビスケットに変更。「オレオ」、「リッツ」、「プレミアム」および「チップスアホイ」の4ブランド製品は、8月31日で製造を終了し、在庫限りで販売も終了する。

 なお、2017年12月1日以降、製造・販売を終了する4ブランドの類似製品の製造販売の制限が解除されるため、競合品が開発されることを視野に入れ、新製品を発売する予定という。(記事:阪木朱玲・記事一覧を見る

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