三菱化学と三菱化学フーズ、エーザイフード・ケミカルを買収

2015年11月26日 17:13

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 三菱化学と三菱化学フーズ(MFC)は26日、三菱化学フーズがエーザイの100%子会社であるエーザイフード・ケミカル(EFC)の全株式を取得する契約を締結したと発表した。買収によって、食品用乳化剤と酸化防止剤(ビタミンE)で国内最大手となり、三菱化学フーズが得意とする加工食品の分野のほか、健康・栄養食品や中食分野でより高度な提案と幅広い製品・サービスの提供が可能になるという。株式の譲渡期日は2016年2月1日の予定。

 エーザイフード・ケミカルは、2004年4月にエーザイの食品・化学事業部が分社化し、設立された。健康食品や酸化防止剤として用いられるビタミンE、食品の日持ち向上に用いられるリゾチーム製剤など、医薬・化粧品原料、食品・食品添加物、栄養・健康食品原料の開発、販売、輸出を手掛ける。資本金は1億100万円、10月1日現在の社員数は63名、2015年3月期の売上高は90億500万円。

 三菱化学と三菱化学フーズは、エーザイフード・ケミカルとの技術を統合した新製品の開発、三菱ケミカルホールディングスグループのリソースを活用した海外展開など、食品機能材事業の持続的成長と発展を図っていくとしている。

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