関連記事
日産、EV「リーフ」を一部改良 航続距離が280キロに
いろいろ改良点はあるが、なんといっても今回のハイライトは、航続距離が280Kmに伸びたことだろう。280Kmというと東京からざっと浜松までである。この間を無充電で走れるのだ。これなら実用性は充分ではないだろうか。[写真拡大]
日産<7201>は「リーフ」をマイナーチェンジし、12月24日より全国一斉に発売する。
リーフは2010年の発売開始以降、現在までにグローバル累計で約20万台を販売しており、販売台数世界No.1の電気自動車(EV)となっている。
今回のマイナーチェンジでは、大容量30kWhの駆動用リチウムイオンバッテリーを搭載したモデルを追加した。新開発のこのバッテリーは、高容量の新材料を使用することにより、従来のバッテリーパックサイズを維持しながら、リチウムイオンの高充填化と、バッテリー内部抵抗の減少を実現した。
その結果、室内のスペースを損なうことなく航続距離が280km(JC08モード)と大幅に向上するとともに、急速充電では24kWhバッテリーと同様に約30分で80%までの充電が可能となりました。さらに、バッテリーは耐久性を改善し、「8年16万km」までの容量保証を実現した。
ボディカラーでは新色として、タンジェリンオレンジ、EVのピュアなイメージを表現したというソニックブルーを追加した。また、タンジェリンオレンジおよびソニックブルーは、ルーフとドアミラーをブラックアウトした2トーンカラーを設定し、スポーティさを演出している。今回のこれらのカラーの追加によって合計9色のカラーバリエーションを実現している。
また、今回の仕様変更で、「エアロスタイル」に、専用のファインレスポンスVCM(Vehicle Control Module)を採用した。これはリーフの走行性能を制御するVCMを専用チューニングし、アクセルを踏み込んだ時の反応を向上させることで、軽快で伸びのある、気持ちのいい加速性能を実現したとしている。
インテリアも、ハイコントラストのモダンホワイトレザーシートを「エアロスタイル」専用オプションとして追加設定している。
いろいろ改良点はあるが、なんといっても今回のハイライトは、航続距離が280Kmに伸びたことだろう。280Kmというと東京からざっと浜松までである。この間を無充電で走れるのだ。これなら実用性は充分ではないだろうか。(編集担当:久保田雄城)
■関連記事
・三菱電機がその技術力を活かした予防安全コンセプト「EMIRAI3xAUTO」を開発
・可変するガンダムEVカーが2016年に走行開始
・【自動車業界の4~9月期決算】北米市場で売れたメーカーはドル高円安という「過給機」もついて通期業績上方修正
・日産と三菱の提携関係がより進化 第三の共同開発へ
・フォルクスワーゲンのコンパクトSUV「TIGUAN(ティグアン)」が第2世代にスイッチ
※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク