ピーチ航空、世界初の外装が段ボールのチェックイン機を導入

2015年10月24日 05:37

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新自動チェックイン機(ピーチ航空発表資料より)

新自動チェックイン機(ピーチ航空発表資料より)[写真拡大]

 ピーチ航空は23日、外装に段ボールを用いた新しいタイプの自動チェックイン機の導入を開始した。段ボールを使用したチェックイン機は世界初という。

 新自動チェックイン機は、まず関西国際空港第2ターミナル国際線に5台設置され、今後、同航空が就航する各国内空港に順次導入される。建築家によるトータルデザイン設計により、段ボールを使用しているとは思えない外観と強度を実現させたという。また、従来機の2倍の32インチ大型モニターを搭載した。製造コストは、一般的な同サイズのチェックイン機の約5分の1。

 大きなモニターを使用し本体の高さも高くしたことで、ターミナル混雑時でもチェックイン機の位置をわかりやすくした。従来機での「最速5秒」で搭乗券を発券する処理スピードを引き継ぐとともに、予約番号を認識すると予約時の言語が自動で表示される機能を加えた。

 また、外装が段ボールなため、着せ替えが容易に行え、広告媒体としての活用も期待されている。(記事:阪木朱玲・記事一覧を見る

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