大日本印刷、自動車用部品の田村プラスチック製品を買収

　大日本印刷（DNP）は6日、金型や樹脂成型の技術を持ち、自動車のドア窓の上に取り付けるサイドバイザーで高い国内シェアを持つ田村プラスチック製品の全株式を取得したと発表した。買収によって、自動車分野で両社の技術・ノウハウを融合させ、相乗効果による事業の拡大を目指すという。

　今回の株式取得により、DNPが自動車内装向けに提供しているハードコート転写フィルムや加飾フィルムなどの高機能フィルム技術と、田村プラスチック製品の樹脂成形技術とを組み合わせ、より競争力のあるサイドバイザーや新たな商材の開発を推進していく。両社で自動車分野を中心に事業を拡大し、2017年に100億円の売上を目指す。