アステラス製薬、米バイオ企業とがん免疫療法ポートフォリオ構築で提携

2015年4月22日 14:16

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 アステラス製薬は22日、がん免疫関連バイオテクノロジー企業Potenza Therapeutics, Inc.(ポテンザ社」)と、免疫チェックポイント分子、共刺激因子、および制御性T細胞などを標的とする新規の作用機序を持つプログラム群から構成されるポートフォリオの構築を目指し、独占的共同研究開発契約を締結したと発表した。この契約には、提携期間の終了時に、事前に合意した条件で、アステラス製薬がポテンザ社を買収するための独占的オプションが含まれている。

 この契約に基づき、ポテンザ社は、がん免疫関連プログラムに関する創薬活動を実施する。アステラス製薬は、開発候補品の開発・商業化を担う。アステラス製薬による株式投資、オプション費、研究費、買収時一時金、およびマイルストーンの支払いが含まれる。

 ポテンザ社は、免疫系を活性化する種々新規治療薬を研究・開発し、がんの治療を目指す前臨床段階のがん免疫関連バイオテクノロジー企業である。

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