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DIC、PPS樹脂の生産能力を増強 44億円投資
DICは15日、子会社のDIC EPの鹿島工場(茨城県神栖市)に、約44億円を投じてPPS(ポリフェニレンサルファイド)樹脂の生産能力を増強することを決定したことを発表した。
新設備は、2008年に増設した建屋内に設置し、生産性を更に高めたプロセスにより、年産4,000tの増強を見込んでいる。これにより、同社グループのPPS樹脂の生産能力は年産2万3,000tとなる。同社独自の革新的プロセスの導入で、高機能樹脂の低コスト生産を実現するという。新設備は16年12月に完工する予定。
PPS樹脂は、耐熱性や耐薬品性などに優れており、コンパウンド化することで、強度、寸法安定性などが加わる。また、リチウムイオン電池用ガスケットなどの用途として、高分子量を要する非強化PPSコンパウンドの需要も高まりつつある。
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