日産、「ティアナ」に自動ブレーキと「踏み間違い衝突防止アシスト」を採用

2015年2月11日 11:05

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「エマージェンシーブレーキ」および「踏み間違い衝突防止アシスト」を標準装備した「ティアナ」の「XL」(写真提供:日産自動車)

「エマージェンシーブレーキ」および「踏み間違い衝突防止アシスト」を標準装備した「ティアナ」の「XL」(写真提供:日産自動車)[写真拡大]

  • 「エマージェンシーブレーキ」および「踏み間違い衝突防止アシスト」を標準装備した「ティアナ」の「XV」(写真提供:日産自動車)
  • 「エマージェンシーブレーキ」および「踏み間違い衝突防止アシスト」を標準装備した「ティアナ」の「XV」(写真提供:日産自動車)

 日産自動車は10日、「ティアナ」の主要グレード「XL」「XV」に「エマージェンシーブレーキ」(自動ブレーキ)および「踏み間違い衝突防止アシスト」を標準装備し、19日より全国一斉に発売すると発表した。

 今回の一部仕様向上では、衝突回避支援システムとして「エマージェンシーブレーキ」(自動ブレーキ)および「踏み間違い衝突防止アシスト」を主要グレードの「XL」、「XV」に標準装備した。あわせて、デザインではフロントグリルの一部をピアノブラック調に変更し、より立体的で奥行きのある上品な仕上がりとした。

 「エマージェンシーブレーキ」は、フロントカメラで前方の車両や歩行者を検知し、衝突の危険性があるとシステムが判断した場合にはメーター内の警告灯とブザーでドライバーに衝突回避操作を促す。さらに、万一ドライバーが安全に減速できなかった場合には緊急ブレーキを作動させて、衝突を回避または衝突時の被害や傷害を軽減する。

 また、「踏み間違い衝突防止アシスト」は、フロントソナーとバックソナーにより障害物と自車との距離を検知し、約15km/h未満の低速時で前進・後退するときに作動する。壁などの障害物があるにもかかわらずアクセルペダルを強く踏んでしまったときに、メーター内の警告灯とブザーにより運転者に警報するとともに、急加速しないように車両を制御、またブレーキを自動で作動させて、衝突を回避または衝突時の被害を軽減する。さらに、ブレーキ操作が遅れて壁などの障害物に接近した場合、自動的にエンジン出力やブレーキを制御して障害物への衝突を回避、または衝突時の被害を軽減する。

 日産は、今後「エマージェンシーブレーキ」の採用車種を拡大し、2015年度中に日本で発売しているほぼ全てのカテゴリーに搭載を完了する計画だ。今回の「ティアナ」のほかに、「スカイライン」、「エクストレイル」、「セレナ」、「ノート」、「日産デイズ」、「日産デイズルークス」に既に搭載を完了している。

今回のエマージェンシーブレーキ」および「踏み間違い衝突防止アシスト」装備モデルの価格は、249万9,120円~319万6,800円(税込)である。

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