電通、新潟市とゲノム解析を基軸とした「農産物高付加価値化プロジェクト」始動

2015年1月28日 17:39

印刷

 電通と新潟市は28日、同日付けで連携協定を結び、農業を起点とした地方創生に向けた「農産物高付加価値化プロジェクト」を始動させると発表した。「科学」と「マーケティング」の両視点から高付加価値な農産物・産品の継続的な生産を図り、新潟の地方創生、日本農業の活性化と国際競争力の強化を目指す。

 昨年、新潟市は、大規模農業改革拠点として国家戦略特区に指定された。本プロジェクトは、同市において、農産物の品種改良から加工品の商品開発およびブランド開発までを、地元生産者・加工業者と連携して戦略的に行う取り組み。

 また本プロジェクトでは、東京大学発のベンチャー企業である、ゲノメディアのゲノム解析技術を農産物と農業周辺事業に応用する。電通が収集・分析した農産物の消費者ニーズ、あるいは生産者が抱える課題と、ゲノム解析技術をマッチングさせ、マーケットから逆算した発想で新潟および現地の生産者と連携、需要と供給をつなぐバリューチェーンを確立していく。(記事:町田光・記事一覧を見る

関連記事