日精樹脂、インドネシア販売現地法人を設立 1月から業務開始

2014年12月20日 21:02

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 日精樹脂工業は19日、インドネシア市場におけるサービス体制の拡充ならびに販路の拡大を目的とし、販売現地法人「日精プラスチック・インドネシア」を設立、来年1月から業務を開始すると発表した。

 日精樹脂は、1972年に首都ジャカルタに駐在員事務所を開設し、40年以上にわたりインドネシアでのメンテナンスや成形技術のアドバイスなどを行ってきた。

 同国では、自動車関連事業が牽引する形で、海外からの直接投資が2013年に過去最高を記録。日本の最大投資国となっているほか、生産年齢人口も堅調に増加が見込まれている。この潜在需要の大きなインドネシア市場において、日系進出企業およびローカル企業の設備投
資需要にきめ細かく対応するとともにサービス業務の拡充を図るため、販売現地法人を設立したという。

 同インドネシア現地法人の資本金は100万USドル(約1億2,000万円)。主な事業内容は、射出成形機・金型・周辺機器と関連部品の販売およびアフターサービスで、日本人スタッフ2名、現地スタッフ8名の計10名にて業務を行う。

 日精樹脂の販売現地法人は、アメリカ、メキシコ、上海、香港、台湾、シンガポール、マレーシア(シンガポールの子会社)、タイ、ベトナム、インド、フィリピンに次いで12番目となる。(記事:宮野 浩・記事一覧を見る

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