東芝、貼付け型ウェアラブル生体センサのソフトウェアライブラリを提供

2014年11月28日 21:40

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東芝は、貼付け型ウェアラブル生体センサ「Silmee Bar type」の専用ソフトウェアライブラリの12月から有償で提供する。

東芝は、貼付け型ウェアラブル生体センサ「Silmee Bar type」の専用ソフトウェアライブラリの12月から有償で提供する。[写真拡大]

 東芝は28日、貼付け型ウェアラブル生体センサ「Silmee Bar type」の専用ソフトウェアライブラリの12月から有償で提供すると発表した。

 「Silmee Bar type」は同社が9月から大学、研究機関、企業向けに販売している貼付け型ウェアラブル生体センサで、心電位、脈波、体動、皮膚温の4種類の生体情報を同時に連続計測することが可能。また、計測したデータをもとに、心拍間隔、脈波間隔、体動量、姿勢を算出し、Bluetoothによる通信でスマートフォンやタブレットに結果を表示することができる。

 今回提供されるソフトウェアライブラリは「制御・通信ライブラリ」と「自律神経・睡眠解析ライブラリ」の2種類。

 「制御・通信ライブラリ」は、本製品を独自のアプリで開発する場合に必要な計測の開始と終了およびデータ取得などが可能になる。これにより、ソフトウェアベンダ企業が生体情報を活用するための研究用ツールを独自で開発することが可能になり、その研究成果を活用した新しいヘルスケアサービスのシステム構築ができるという。

 「自律神経・睡眠解析ライブラリ」は、心拍間隔や脈波間隔の変動から自律神経解析を行い、独自の手法で睡眠状態を3段階に判別することが可能で、眠りのリズムなどの算出ができる。この解析及び判別結果を活用することで、ヘルスケアサービスが提供できるようになるという。(記事:松本 茂樹・記事一覧を見る

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