三菱自動車、電気自動車「i-MiEV」2台をラオスに寄贈　EV普及に協力

　三菱自動車は17日、ラオスの現地販売会社KLM Import-Export Soleが、ラオス政府に電気自動車（EV）「i-MiEV（アイ・ミーブ）」2台を寄贈したと発表した。16日に首都ビエンチャン市で、同国政府関係者らが出席し、納車式が開催されたという。

　同社はこれまで、ラオスに「i-MiEV」を3台導入し、市場への適合性を検証してきた。今回はこの内の2台をラオス政府へ寄贈し、今後、同国政府の電気自動車普及に向けた取り組みに協力していくという。

　同社は、2013年12月にKLM社と流通販売・サービス契約を締結し、ラオスでの販売・サービス体制の再構築・強化に取り組んできた。これまでのSUVやピックアップトラック、乗用車に加え、今後、電気自動車を始めとした更なるラインナップ追加も視野に入れ、同社ブランドの確立と販売拡大を目指していくという。

　ラオスは、メコン川をはじめとした大規模な河川が多く、豊富な水資源を背景とした水力発電の開発を積極的に進めている。自然エネルギーとの相性が良い電気自動車が普及する事で、更なるCO2削減につながると期待されている。