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味の素:新甘味料「アドバンテーム」の認可を欧米で取得
【5月27日、さくらフィナンシャルニュース=東京】
味の素(東1:2802)は27日、欧州委員会と米国食品医薬品局(FDA)において、新甘味料「アドバンテーム」の食品添加物認可を取得したことを発表した(欧州委員会の認可取得は5月14日、FDAの認可取得は5月19日)。
「アドバンテーム」は、同社が独自開発したアミノ酸系高甘味度甘味料。砂糖の2万〜4万倍の甘味度をもっており、食品や飲料の味質の改善やコストダウンなど、幅広い分野に新しい価値を提供できると期待されている。
2010年6月にはフレーバーの安全性評価制度である“FEMA(米国のフレーバー業界団体) GRAS”を取得しているため、米国やFEMAに準拠しているアセアン・南米各国では、風味を増強させる風味改良剤としてすでに販売されているという。
今回、欧州委員会およびFDAの食品添加物認可取得により、「アドバンテーム」は多目的に使用できる甘味料として、卓上甘味料や、焼き菓子、ソフトドリンク、デザート、ジャム、チューインガムなど、幅広い食品に使えるようになる。同社では、「アドバンテーム」を「アスパルテーム」に続く素材として活用し、独自性のある製品開発と販売を行い、甘味料事業の製品構成の拡充と事業規模の拡大を図るとしている。
なお、日本国内でも食品添加物の認可申請中で、認可取得後に日本国内でも販売を開始する予定。【了】
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※この記事はSakura Financial Newsより提供を受けて配信しています。
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