マツダ、コロンビアで販売統括会社を設立 同国で販売力強化

2014年5月23日 16:44

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 マツダは23日、コロンビアの販売統括会社「MAZDA DE COLOMBIA S.A.S.」(MCOL)を設立し、同日営業を開始したと発表した。車両の輸入・販売やカスタマーサービスなどを主体的に管理・対応できる体制を強化していくという。

 同社によると、今回設立した販売統括会社MCOLでは、日本、タイ、メキシコ新工場で生産した完成車の輸入販売・カスタマーサービスを行っていく。これによって、成長を続けるコロンビア市場でマツダブランドとビジネスのさらなる強化を図る。

 車種としては、すでに同市場で販売している「Mazda6」(日本名:「マツダ アテンザ」)や「CX-5」等に加え、メキシコ新工場で生産を開始した新型「Mazda3」(日本名:「マツダ アクセラ」)についても導入を予定しているという。

 マツダの執行役員グローバル販売&マーケティング本部長の青山裕大氏は、MCOLの営業開始について、「マツダは1983年にコロンビアで車両組立生産を開始し、マツダの認知度およびブランド力は共に向上した。今後は、メキシコ新工場からの車両供給メリットも活用しつつ、MCOLを通じてより優れた品質の商品とサービスを提供していく」とコメントしている。

 マツダは、1983年に「Compañía Colombiana Automotriz S.A.」(CCA)で車両の現地組立を開始して以降、同社を通じて現地組立車を中心とした販売とマツダブランドの構築を行ってきた。CCAでのマツダ車の車両組立生産は2014年4月末に終了している。

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