NTTデータ、ゲーミフィケーションの適用でBPO業務を効率化

2014年3月19日 11:52

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ゲーミフィケーション機能の画面イメージ

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 NTTデータとNTTデータ・スマートソーシングは18日、BPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)オペレーション基盤高度化を目的とする技術検証で、新たにゲーミフィケーションを適用した実証実験を実施し、オペレーターのモチベーションアップによる生産性向上や職場コミュニケーション活性化による業務品質向上の成果を確認したと発表した。

 ゲーミフィケーション(Gamification)は、企業がゲームの要素や設計の考え方を業務やシステムに取り込むことにより、作業者のモチベーション向上、チームワークの醸成、ユーザーのロイヤルティー向上を実現するもの。

 昨今のBPOビジネスの高度化により、オペレーターの人材不足が問題となり、高スキル人材の育成や離職防止策の検討が急務となっている。NTTデータはオペレーター支援技術の高度化実験を、総合アウトソーシング企業であるNTTデータ・スマートソーシングと昨年7月より共同で実施。あわせてゲーミフィケーション技術をBPO業務に適用する実証実験を行った。

 その結果、「ゲーミフィケーション」については、オペレーターが業務結果に応じて獲得ポイントが見える化されることにより自己の組織貢献が実感できるといった「オペレーターの業務に対するモチベーション向上」や、ゲーム画面をきっかけとしたオペレーターに対する声掛け増加など「ゲームをきっかけとした職場コミュニケーションの活性化」の効果が確認されたという。

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