日清HD、香港でスナック菓子事業　「カラムーチョ」など販売

　日清食品ホールディングスは31日、子会社の日清食品（香港日清）が、持分法適用会社のフレンテと合弁会社を設立し、香港でスナック菓子の事業を開始すると発表した。

　合弁会社の名称は、日清湖池屋（中国・香港）。資本金は1,000万香港ドル（約1億3,200万円）で、香港日清が66%、フレンテが34%出資する。

　合弁事業では、フレンテの台湾子会社である台湾湖池屋がスナック菓子を日清湖池屋に供給し、日清湖池屋は、これまで香港日清が培った営業力・流通ネットワークを活かして、香港・マカオでスナック菓子を販売するという。販売製品は、「カラムーチョ ホットチリ味」と「すっぱムーチョ さっぱり梅味」で、2月発売予定。

　日清食品HDとフレンテは2011年に業務・資本提携し、開発・マーケティング・調達・生産・営業などで協働を進めていた。今回の事業では、香港日清の販売力・マーケティング力と、開発力・製造ノウハウを持つ湖池屋を傘下に有するフレンテの強みを掛け合わせることで、香港・マカオのスナック菓子市場の開拓を図る。