注目銘柄ダイジェスト(前場):シャープ、住友鉱、熊谷組など

2013年9月19日 11:35

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記事提供元:フィスコ


*11:35JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):シャープ、住友鉱、熊谷組など

シャープ<6753>:375円(前日比-1円)
さえない。前日に公募増資の実施を正式に発表している。公募増資と第3者割当増資で最大約1663億円を調達へ。同時に上半期業績予想を上方修正、営業利益は150億円の従来予想から300億円に増額している。増資、上方修正ともに事前観測通りでサプライズはないものの、割高感が払拭しきれない中、新たな好材料が表面化しなかったことが、ひとまずは売り材料と捉えられているようだ。

住友鉱<5713>:1460円(同+111円)
急伸。金市況の上昇がプラス材料視されている。QE3縮小見送りを受けたドル安の流れから、金市況の先高感が強まる状況のもよう。昨日は通常取引では小幅安であったが、時間外取引では約4%の急伸となっている。金市況上昇でメリットが享受できる数少ない銘柄として、関心が高まる状況へ。

いすゞ自動車<7202>:673円(同+33円)
大幅に4日続伸。米FOMCではQE3の縮小開始が見送られ、買い安心感が波及する展開になっている。とりわけ、これまではQE3縮小懸念から新興国通貨が下落、同社など新興国関連銘柄にはリスク要因とされてきた。今回の金融政策据え置きを受けて、過度な警戒感が後退する流れとなっているようだ。日野自動車<7205>やダイハツ<7262>などの関連銘柄も総じて買い優勢に。

熊谷組<1861>:188円(同+36円)
急伸。前日にJR東海<9022>では、リニア新幹線の詳細ルートなどを公表している。リニア計画の前進と受け止められ、関連銘柄への関心も高まる状況となる。とりわけ、リニア新幹線の86%は地下やトンネルが占めるとされており、トンネル整備に対する関心が高まる格好に。トンネル工事に強みを持つとされる同社や安藤ハザマ<1719>などに短期資金の関心が向かう。

大成建設<1801>:486円(同-3円)
4日続落。前日はUBSの投資判断格下げが嫌気されたが、本日は3社の投資判断格下げが観測されている。クレディ・スイス(CS)とSMBC日興証券では買い推奨から中立に、シティでは中立から売り推奨に格下げ、目標株価はそれぞれ、500円、400円、440円としているようだ。期待感は十分に織り込まれたとの見方が多くなっている。

丸三証券<8613>:868円(同+136円)
急伸。前日に自己株式の消却と増配を発表しており、買い材料につながっている。発行済み株式数の2.88%に当たる200万株を消却。また、上半期末の配当金を30円にすると発表、従来予想は未定で前上半期末実績は2.5円であった。仮に、上半期末と同様の水準を期末に行い年間60円配当となった場合、前日終値をベースとすると、配当利回りは8.2%となる。

日本ケミカルリサーチ<4552>:1850円(同+327円)
大幅反発。英GSKからの新薬開発権返還を嫌気して、前日はストップ安比例配分となっていたが、本日は一転して押し目買いの動きが優勢となっている。いちよしではレーティングを「B」から「A」に格上げ、フェアバリューは2200円継続としている。GSKの関心や優先順位はライソゾーム病治療薬へ移っていたことは容易に推測でき、今回の決定には意外感がないとの見方。同薬の共同開発は順調に進展し、これまでの成長シナリオには変更無しと。

ツルハHD<3391>:8380円(同-490円)
下げが目立つ。同社は前日に第1四半期の決算を発表、営業利益は65.5億円で前年同期比3.8%増益、上半期計画126.2億円、同7.8%増益に対して、増益率は下回る状況になっている。会社計画も若干下回ったとみられているが、既存店売上高は順調な推移であったため、粗利益率の低下が下振れの背景と見られる。やや期待感が低下する状況とみられる。

AMI<3773>:142500円(同+30000円)
急伸でストップ高。鴻海グループ企業との戦略的提携を発表したことが材料視されている。今回の提携は、アジア太平洋地域における同社のネットワークの拡充、将来の投資、協業を加速することを目的としている。今後は製品ユーザビリティを改善し、ヒューマン・コミュニケーション・インテグレーション、クラウド、ビッグデータなどの最先端技術と製品の販売を促進すると。

鉱研工業<6297>:579円(同+80円)
ストップ高。JR東海<9022>が、リニア中央新幹線の詳細なルートと駅の位置を公表したことが材料視されているようだ。品川から名古屋間の開業による経済効果は約10.7兆円とも伝わる中で、関連銘柄にはリニア中央新幹線の開通による恩恵に期待感が先行へ。同社については、ボーリングマシンのトップメーカーであり、思惑的な物色が強まる格好に。

エニグモ<3665>:6830円(同+10円)
続伸。岩井コスモが投資判断「A」を継続し、目標株価を6000円から8000円へと引き上げたことが材料視されている。消費マインドの改善を追い風に、今期の営業利益は会社計画を上回る前期比76%増の10.5億円が期待できるとコメント。中期目標では、3年後に営業利益30億円、5年後に50億円の達成を目標としており、中期的に高い利益成長が期待できる企業として注目と。

レーサム<8890>:175000円(同+3500円)
買い先行。同社やいちごHD<2337>など、新興不動産関連株が堅調に推移している。米FOMCで量的緩和の縮小が見送られたことを受けて、米国では長期金利が大幅に低下したほか、国内でも長期金利が約4ヵ月ぶりに0.6%台まで低下しており、不動産関連株の支援材料となっている。また、本日は2013年の基準地価の発表が予定されており、不動産市況の先高期待も先行へ。《KO》

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