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フランクフルト・オートショーで気になる1台 フォルクスワーゲン「GOLF R」
VW GOLFのフラッグシップ「R」、写真は2ドアモデルだ。日本上陸は来年か? その前、2013年10月までにGTIが上陸予定だ。[写真拡大]
フォルクスワーゲン(VW)の本社があるウォルフスブルグ発として最もホットなVWゴルフがモーターショー会場に送り込まれた。「GOLF R」だ。これはコンセプトモデルではなく完全な市販車のワールドプレミア。既に欧州では新型ゴルフのラインアップが充実していて、日本でも発売されているベーシックモデルに加えてGTI、GTD、ヴァリアント(ステーションワゴン)、TDIブルーモーションが揃っている。今回の「GOLF R」はいわゆるゴルフのフラッグシップとなる。
搭載エンジンは従来のV型6気筒から2リッター直列4気筒TSIターボエンジンに変更されたものの、従来よりも30ps アップした最高出力は300ps(221kW)/5500-6200rpm、最大トルクは38.8kg.m(380Nm)/1800-5500rpm。従来モデルでもポルシェ911を「抜き去る」とされた運動性能だったが、新型エンジンはそれを圧倒する。この強大なパワーを4モーションシステム(VW独自の四輪駆動)で路面に伝える。スポーツチューンを受けたサスペンションは車高はスタンダードモデル比20mm低く、スポーツモデルのGTIよりも5mm低い設定となった。組み合わせるトランスミッションは6速マニュアルとデュアルクラッチを採用した2ペダルの6速DSGも従来どおり用意する。燃費性能の向上もニュースで6MT車は7.1リッター/100km(14.1km/リッター)、スタート&ストップ&ブレーキ回生機構を備えた6速DSGモデルは6.9リッター/100km(14.5km/リッター)を達成している。タイヤ&ホイールは標準で225/40R18タイヤ+18インチホイール、オプションで19インチも選択できる。
今回の新型にはロック・トゥ・ロックが僅か2.1回転のプログレッシブ・ステアリングシステムが採用され、加えてサーキット走行などのスポーツ走行シーンで完全にカットできるESCスポール(エレクトロニックスタビリティコントロール)が装備された。また、オプションでDCC(ダイナミックシャシーコントロール)が選べ、「コンフォート」「ノーマル」「スポーツ」のモードを任意に選択することができる。Rのハイパワーと運動性能に合わせて耐久性の高いブレーキとなり、17インチシステムのベンチレーテッドディスクブレーキを4輪に配している。
インテリアもアルカンターラとファブリックを組み合わせた専用のスポーツシート、専用の3本スポークステアリング、ステンレス製ペダル、専用デザインのメーター類がスポーツムードを盛り上げる。
ボディは2ドアと4ドアが用意され、ボディカラーは8色だ。この秋に欧州発売、日本上陸は来年か? 従来の例から判断すると、日本仕様車は2ドア6速MT車、4ドア6速DSG車というラインアップが見込まれる。いずれにしても、11月の東京モーターショーで出展されるはずだ。(編集担当:吉田恒)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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