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大成建設、大日本塗料など/本日の注目個別銘柄
<1801> 大成建設 500 -24売り先行。東京五輪招致を受けて今後の建設需要拡大期待が高まり、週初から大賑わいの展開になっているが、短期的な過熱警戒感の強まりから、本日は利食い売りが優勢となってきている。昨日まで2営業日での上昇率は29%に達しており、2006年4月以来の水準にまで株価は上昇している。他の大手ゼネコン株も全般売りが優勢に。
<9984> ソフトバンク 6620 +140しっかり。ドコモ<9437>のiPhone発売が正式に伝わっているが、方向性は十分に織り込まれており、改めて競争激化懸念などが強まる状況にはならず。バークレイズでは、投資判断「オーバーウェイト」でカバレッジを再開、目標株価は7500円と設定している。ドコモの業績は低調であるため値引き競争が激化するとは想定し難く、大きな影響を受けることは無いと指摘している。
<9107> 川崎汽船 238 -13売り優勢。CB500億円の発行を発表、8年ぶりのCB発行となる。調達資金はLNG船などの設備投資に充てる計画。バルチック指数が続伸するなど良好な事業環境は続いているものの、足元で株価の上昇ピッチが早まっていたこともあり、将来的な希薄化懸念などが先行する状況に。転換価額は314円、アップ率は25.1%と比較的高い水準。潜在株式数の比率は16.95%になる見込みと。
<6472> NTN 421 +19上げ目立つ。クレディ・スイス(CS)では投資判断を「アンダーパフォーム」から「アウトパフォーム」に一気に2段階格上げ、目標株価も200円から500円にまで引き上げている。第2四半期決算での大幅増益が期待されるほか、復配や上方修正も期待できると評価しているようだ。上半期営業利益は会社計画の90億円を上回る140億円と予想している。
<4676> フジHD 215900 +7800大幅続伸。カジノ関連として関心が向かっている。オリンピック関連として賑わった建設株の一角などが小休止、新たな物色テーマとして、カジノに関心を高める声は多いようだ。2020年五輪の東京開催が決定したことで、相乗効果を出すためにも、カジノ解禁のタイミングも早める必要があるとの見方に。同社はお台場カジノ実現の場合は、オペレーターになる可能性が高いとされている。
<6101> ツガミ 481 +10続伸。前日には工作機械工業会が8月の工作機械受注を発表している。前年同月比では1.8%減、6月、7月の2ケタ減から落ち込みは縮小、9月のプラス転換なども視野に入る状況へ。個別では、同社の伸び率が28.1%と急伸、主要8社の中では最も高い伸び率になっている。7月に投入した新製品効果が表面化する状況と捉えられる。
<4611> 大日本塗料 175 +13人気化。一部の証券紙で取り上げられており、インフラ整備関連の一角として短期資金の関心が向かう格好になっている。建設用塗料で高シェアを確保しているもようであるほか、橋梁やタンクなどの金属構造物の腐食状態を診断するシステムも開発しており、東京五輪開催を前に活躍余地の広がりが期待される格好に。
<3064> MonotaRO 2784 +169大幅高。前日に8月の月次動向を発表、売上高は前年同月比14.7%増となり、44ヶ月連続での2ケタ増収を達成している。順調な売上動向を改めて評価する動きに。東京五輪開催も中長期的な同社製品の需要増につながるとの見方。加えて、明後日には類似企業となるサンワカンパニーの上場が予定されており、刺激材料につながっていくとの期待も。
6317> 北川鉄工 165 +5買い先行。特に材料は見当たらないが、低位の建設株活況の流れが波及してきているもようだ。生コンプラントに強い土木機械の大手と位置づけられており、東京五輪開催に伴うメリットも大きいとの期待に。また、建設機械株の中でも、株価水準の値頃感が強いことも妙味になっている。
<6988> 日東電工 6250 -70さえない。アップル関連銘柄の一角と位置づけられるが、米アップルは新製品発表後に軟化しており、ネガティブな反応となっている。また、月次発表が接近していることも短期的な警戒材料のようだ。一方、日経平均の新規採用銘柄であり、25日の引けでは1500万株程度の買い需要が発生すると試算されており、当面は下値リスクも限定的といった見方に。<《FA》
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