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三菱化学、韓国にイオン交換樹脂の製造合弁事業会社を設立
三菱化学および韓国の三養社は24日、共同でイオン交換樹脂の製造合弁事業会社を韓国国内に設立することの基本方針について合意したと発表した。今後、合弁会社の設立に向けて詳細条件の検討を進めていく。
合弁会社の資本金は約27億円で、出資比率は三菱化学50%、三養社50%となる。設立日は2013年12月の予定。
イオン交換樹脂は、溶液中のさまざまな物質(イオン)を分離・精製することができる樹脂で、化学品の製造プラントや発電所におけるボイラー用水の水処理や、超純水の製造、食品・医薬品の精製に用いられている。三菱化学および三養社は、合弁事業会社で製造した均一粒径イオン交換樹脂を、成長著しいアジア市場をはじめとする全世界市場向けにそれぞれ販売していく計画。
合弁事業会社の製造設備は、2015年5月の稼動開始を目標として韓国群山自由貿易区に建設される予定で、均一粒径イオン交換樹脂の製造能力は年間約2万立方メートルを計画している。投資額は約81億円。
今回の合弁事業会社の設立により、三菱化学のイオン交換樹脂事業としては福岡県の黒崎事業所(13,000m3/年)、イタリアのレジンディオン社(100m3/年)、台湾の太洋化成(3,500m3/年)とあわせ、世界4拠点のグローバル製造体制が整う。
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