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千代田化工建設、英国の油田・ガス田開発企業と資本提携
千代田化工建設は4日、油田・ガス田開発、低炭素プロジェクトの計画立案、初期設計に専門性を有する英Xodus Group (Holdings) Ltd.と資本提携したと発表した。Xodus Groupの議決権付普通株式の過半数を取得した。出資額は100億円規模。また、千代田化工建設はXodus Groupに議長を含む役員3人(内1人は非常勤)を派遣する。
世界的な石油・天然ガス需要の増大を背景として、海洋を始め、世界各地でエネルギー開発が加速している。新規開発に加え、既存油田・ガス田の設備改造・補修の拡大、また老朽化した設備の休止・廃棄等、油田・ガス田開発(アップストリーム)分野での環境との調和を重視したエンジニアリング会社の果たす役割は増えている。
このような背景を受け、千代田化工建設は今年5月に発表した中期経営計画においてオフショア及びアップストリーム分野への進出を成長戦略の一つとして位置付け、その推進組織として7月1日付にてマリン・アップストリーム事業本部を設立した。欧米のエンジニアリング会社がオフショア及びアップストリーム分野において実績を上げている中、千代田化工建設はこの分野の知見を補完すべく、今回Xodus Groupとの資本提携を決定した。
Xodus Groupは、オフショア及びアップストリーム分野において専門的な知見を有し、北海油田を中心に世界各地で幅広く調査・検討・計画・概念設計等のサービスを提供する高機能サービスプロバイダー。Xodus Groupは2005年に設立された比較的若い企業だが、メジャー、準メジャー、独立系の石油資源開発会社等から継続的に受注を積み上げており、今後も地域及びサービス範囲を拡大させることで更なる成長と収益が期待できるという。
千代田化工建設は、同社が培ったエンジニアリング機能とXodus Groupが保有するオフショア及びアップストリーム分野における知見を融合させ、日本の石油資源開発会社をはじめとする顧客に提供し、同分野への進出に積極的に取り組んでいく。
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