三井住友建設、インドネシア初の地下鉄工事を受注

2013年6月13日 16:48

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地下鉄工事の完成イメージ(画像:三井住友建設)

地下鉄工事の完成イメージ(画像:三井住友建設)[写真拡大]

 三井住友建設は12日、インドネシアの首都ジャカルタにおいて、日本政府の円借款による大量高速交通システム(MRT)第1期工事のうち地下区間工事CP106工区を受注したと発表した。受注額はJV総額で約156億円。工期は2013年6月~2018年3月。

 1期工事はジャカルタ中心部を南北に結ぶ全長15.7kmで、このうち約6kmが地下区間となる。三井住友建設が施工するCP106工区はその北側終点部分の約2kmの区間で、ふたつの地下駅舎とシールドトンネルで構成されている。

 周辺にはホテル・インドネシア他高級ホテルや高級ショッピングモール、オフィスビル、各国大使館が建ちならび、ジャカルタを代表する繁華街・ビジネス街となっている。また、完成後はインドネシアでは初の地下鉄となる。ジャカルタでは乗用車の急速な増加による交通渋滞が問題化しており、MRTが渋滞解消にはたす役割が期待されている。

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