伊藤忠、ヤナセ株に対するTOBを実施 所有割合25.72%に

2013年2月26日 17:49

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 伊藤忠商事は25日、ヤナセの普通株式を公開買付け(TOB)により取得することを決定したと発表した。清水建設が所有するヤナセ株(所有割合3.67%)の全てを取得する。公開買付け後に伊藤忠商事が所有するヤナセ株の数は所有割合25.72%となる。買付け価格は普通株式1株につき399円で、買付け代金の総額は約7億円となる見込み。

 伊藤忠商事は現在ヤナセ株の22.04%を所有し、ヤナセを持分法適用関連会社とする筆頭株主だが、ヤナセの経営に資本・業務の両面から関与するとともに、事業及び収益の拡大発展に寄与したいと考え、ヤナセの大株主である清水建設と接触する機会があり確認したところ、同社がヤナセ株の売却意向を有していることが判明。伊藤忠商事は清水建設との間で今年1月頃から清水建設所有株式の取得について協議を開始し、その後も継続して清水建設との間で協議・交渉を重ねた結果、今回清水建設からヤナセ株を取得することとなった。

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