ルネサス、管理職など間接人員を対象に早期退職3000人を募集

2013年1月17日 12:57

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 ルネサスエレクトロニクスは17日、組織のスリム化・効率化に伴う人員構成の最適化、同社子会社の再編等の各種施策への対応として、同社および国内連結子会社社員を対象とした早期退職優遇制度の実施について、本日、労働組合に申し入れ、協議を開始したと発表した。

 早期退職の対象者はルネサスおよび国内連結子会社社員の40歳以上の総合職等。今回の早期退職優遇制度に関する募集人員の上限等は特に定めていないが、合計約3千数百人規模の応募を想定しているという。退職予定日は2013年9月30日。

 ルネサスでは、昨年10月31日付の早期退職優遇制度の実施後も直接人員に比べ管理職を含む間接人員の構成比率が高く、同社が今後費用構造の改善と成長戦略を確実かつ並行して実行していくために、従来からの検討課題であった間接業務・間接人員の効率化を加速し、意思決定の迅速化を図っていく方針。また、ルネサスはグループ子会社を再編する方針であり、これに伴い、人員構成を最適化することを目指す。

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