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住友商事、カザフスタンでレアアース製造合弁会社の工場開所式を開催

工場外観(写真:住友商事)[写真拡大]
住友商事は、カザフスタンの国営原子力公社カザトンプロムと2010年5月にJV"SUMMIT ATOM RARE EARTH COMPANY"LLP(以下サレコ)を設立し、ウラン鉱石残さを活用したレアアース回収事業の準備を進めてきたが、11月2日にステプノゴルスク市内の同社工場において開所式を開催したと、5日発表した。
今回サレコが生産を開始するのはレアアース混合物(混合炭酸希土)で、ハイブリッド車や電気自動車の普及で今後も需要の増加が見込まれるジスプロシウムやネオジムを豊富に含んでいるのが特徴。初期段階では年間1500トンの生産を目指しており、2013年1月より日本向けの輸出を開始する見込み。また、今後は信越化学より技術協力を得て、レアアース混合物から各元素を分離・高純度化する生産体制の確立も視野に入れて取組んでいく。
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