味の素、埼玉県久喜市に新物流センター設置 2014年4月より稼働予定

2012年10月17日 19:25

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完成イメージ(画像:味の素)

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 味の素は17日、同社の連結子会社の味の素物流が、配送拠点の在庫の補充を行う補充拠点として埼玉県久喜市に新物流センターを設置すると発表した。2014年4月からの稼動により、東西2ヶ所の補充拠点体制の構築を図り、「分散化」「複線化」による物流体制の強化を目指す。

 味の素は、東日本大震災において、補充拠点の神奈川県川崎市の川崎物流センターが被災したことにより、全国の配送拠点への補充機能が停止し、安定供給が滞ったことを踏まえ、今回在庫の「分散化」を図る。

 具体的には、新物流センターを東日本の補充拠点とし、現在兵庫県西宮市にある配送拠点に補充機能を持たせて西日本の補充拠点とすることで、東西2ヶ所の補充拠点体制を構築する。また、一方の補充拠点・配送拠点が被災しても他方で代替できる物流ネットワークの「複線化」も目指す。

 なお、新物流センターは、地上3階の味の素グループの物流センターとして、初の「免震構造」を備える。

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