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SONY_CEATEC2012 遂に登場したソニーの4Kブラビア
今年もいよいよ始まった「CEATEC JAPAN」。年を追うごとに注目度も増すアジア最大級のエレクトロニクス分野の展示会だが、その中でも多くの業界が関心を寄せる「4Kテレビ」を出展しているメーカーにはたくさんの人が集まっている。今回はその中で、ソニーに焦点を当ててみた。
今回ソニーが発表した製品は「Xperia Tablet(エクスペリアタブレット)」をはじめとするモバイル系商品をメインに、カメラや4Kテレビなど20アイテム以上。昨年の同展示会で大人気だった4Kホームプロジェクター「VPL-VW1000ES」は、初めて一般公開される高精細の映像技術に長蛇の列が出来るほど大人気となっていたが、今年はそれが技術的に熟成しているであろうという興味の高さと、いよいよ"ブラビア"ブランドとしてテレビ市場に投入される期待感が重なり、製品の周りには人だかりができていた。
今回、4Kブラビアとして発表されたのは84V型の「KD-84X9000」1機種のみだが、先行している東芝の4Kレグザに遅れること約1年、ようやく11月23日に登場するこの4Kテレビにメーカー関係者も期待を寄せる。
地上波デジタル移行特需が終わり、今や値崩れも激しいフルハイビジョンテレビ。東芝のように、テレビ国内生産から撤退する企業も出る中、次世代テレビとしての役割も担う4Kテレビだが、ソニーは今後のラインナップに関してはまだ正式発表をしていない。東芝が2013年春に84型、60型、50型と3サイズの展開での販売を決めていることからも、当然これに対抗するサイズを用意してくることは予想される。価格設定も市場推定価格が168万円(税込)としており、4Kの超高画質を体感しやすい大型サイズをまずは投入して様子も見ているとも言える。
コンテンツ不在の中、不要論も出ている4Kテレビ。冷え切った国内市場に一石を投じられるかどうかだが、先行するライバルとの覇権争いも視野に入れた戦いに参戦したソニー動向に大いに注目していきたい。
※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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